「嫌な人のことばかり考えていても自分が損をするだけですからねぇ。それよりも、今周りにある大切なものや大切な人のことを思い出してみては?思い付かなければ、外に探しに行くのも手ですよ。案外、その辺の寂れた公園なんかに落ちていたりするものですからねぇ。アッハッハ!」
「」
「こっち不愉快にさせといて向こうがのうのうと生きてんのは癪に障ると思わねぇか?俺だったら向こうにも同じ目に遭ってもらってから反撃される前にさっさとずらかる。まぁアンタの好きにしな」
「」
「」
「あぁそれなら、これをどうぞ。さっきそこで拾ったんです。そうですね。葬儀屋のチラシのようですね。お使いになるでしょう?」